「よからぬ調節」について


さて「よからぬ調節」とはどういう調節でしょうか?
その前に「調節」についてちょっと述べたいと思います。調節とは色々な距離にある視物を鮮明に見るためピントを合わせる作用です。それを担っているのが水晶体という目の中にあるレンズです。水晶体は遠くを見るときは薄く、近くを物を見るときは厚くしてその屈折力を変えオートフォカスの役目を担っています。
今視力表までの距離を5メートルとした場合、屈折検査では理論上0.125デオプターの調節を働かせた状態で検査をしている事になります。しかるにそれ以上の調節を働かせて検査されている場合があります。このそれ以上の調節「よからぬ調節」と呼んでいます。幼児や学童はその傾向が強いので検査の上で注意が必要です。またパソコン等で近業時間が長い成人にも注意が必要です。
「よからぬ調節」が働くと他覚的屈折検査で近視と出ても本当は正視や遠視、屈折検査で正視と出ても本当は遠視。という誤った判断がされてしまう場合があったり、近眼のメガネ度数が本来の度数より強く作られたり遠視のメガネが弱く作られたりします。よく言われる過矯正です。過矯正メガネは眼精疲労の元になりますので基本的にはいけません。「よからぬ調節」から生じる過矯正メガネを避けるには、リアル5メートル視力表を使っている眼鏡屋さんで検査を受けメガネを購入されようお勧めします。
他覚的屈折検査とは器械や道具を用い屈折度数を測定するもので検査を受ける人の判断はいらない。つまり検査する方と検査される方で言葉などの対応は不要で検査する側が一方的に度数を出す検査、これの対比として査する方と検査される方で言葉などを交わしながら屈折度数を出す方法を自覚的屈折検査と言います。
他覚的屈折検査で代表的な検査はオートレフラクトメータというのがあります、どこの眼鏡店でも眼科でもあります。あとレチノスコープや手動のレフラクトメーターというのもあります。
自覚的屈折検査の代表はレンズ交換法といわれているもので、視力表の文字などを読んでもらい正誤を矯正レンズとの絡みで追っていくもで最高度数の得られれる最もプラスよりの度数ももって完全矯正度数と言っている。

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