症例・事例



事例1「平成19年に左右差6.0Dの不同視メガネを作ってから快調」

事例1の内容
[主訴]
「前に作っていただいたメガネが大変調子良いので、もうひとつ購入したい」
[検査内容]
Vd=(1.2 ×S-6.50c-0.75 Ax75°)(右目の矯正視力1.2と度数S-6.50c-0.75 Ax75°)
Vs=(1.2 ×S-0.75c-1.25Ax105°)(左目の矯正視力1.2と度数S-0.75c-1.25Ax105°)
でした。
これまでの施設では、左右差がかなりあるため片眼遮蔽屈折検査どおりの度数で作ったメガネのでは慣れにくいだろうということで、度数の強い右を弱めにしたメガ ネを使っていました。本人、不同視ゆえ眼精疲労は我慢せざるを得ないと思っていたところ、平成19年耐えきれなくなり当店ホームページをご覧になりお越しになり ました。当店で不等像視の検査をした結果、メガネでも不等像がほとんどなく楽に両眼視が出来る事が解りました。(右眼は軸性屈折性近視と思われる)続いて 両眼開放屈折検査を経て両眼視メガネを購入されました。
[考察]
これまでの施設では、ある意味両眼視を考慮し右の度数を落とした処方をしていたものと思われる。しかしその男性によれば不等像視検査を受けた覚えがないとおっしゃる。
筆者は、メガネ処方に関わる施設で不等像視検査がなされていない状況は他にも沢山あるだろうと推測する。たぶん不等像視の検査機器を用意していないのだろうと思われる。もし、不等像視検査を行った上で両眼開放屈折検査を経て処方されていれば長い間眼精疲労に悩まされないで済んだと思われる事例でした。


事例2物が二重に見える事が少なくなった昭和58年生まれ女性T・Tさん

事例2の内容
[主訴]パソコン作業がつらいのでパソコンメガネが欲しい。2~3年前より疲れてくると物が二重に見える。
現眼鏡常用
Vd=1.0×KB (R=-7.25C-1.50AX175°)
Vs=1.0×KB (L=-7.00C-1.50AX 5°)pd=59
この眼鏡でパソコン作業がつらい。
[検査内容]
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
VD=(1.0×-7.50C-1.50AX175°)
VS=(1.2 ×-7.00C-1.50AX 5°)
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査
●コの字テスト         1.5△左眼上斜位
●十字テスト          7△外斜位
●プリズム分離法による遠見眼位(垂直)と融像幅の検査
遠見眼位(垂直)=1.5
●プリズム分離法による遠見眼位 (水平)と融像幅の検査
遠見眼位 (水平)=14△外斜位
遠見融像幅 break 20△base in~29△base out
遠見融像幅 Recovery 13△base in~18△base out
●シア-ドの式より必要△量は  (14×2-29)/3=0.3△と算出される
単眼調節ラグ  (R =+0.50 D) (L=+0.50 D) 両眼(+0.5D)
近見眼位(垂直)=0
近見眼位 (水平)= 24△外斜位
融像幅 break 32△base in~32△base out
融像幅 Recovery 25△base in~22△base out
●シア-ドの式より必要△量は(24×2-32)/3=5.3△と算出される
●AC/A比 Heterophoria=(-24-(-14))*0.4+5.9=1.9 (低AC/A比)
【対策・対処内容】
近用リ-デングチャ-トにて両眼のバランスを考慮し、以下のプリズム付きパソコンメガネとなる。
R=-7.00C-1.50AX175°  2プリズム ベ-ス内方
L=-6.50C-1.50AX 5°   2プリズム ベ-ス内方 pd=56
[考察]
完成したメガネをお渡ししてから1週間後のアフターフォローにて「物が二重にみえるのはだいぶ改善されたがまだ疲れが残る」との事でしたシアードの式より 1.3△さらにベ-ス内方プリズムを強めても良いが、あまりプリズムに頼りっきりになってもいけないと思い、まずは、ブロックストリングで内寄せの訓練をしてもらうことにしました。
2週間後のアフターフォローにて、遠見眼位10△となり、以前より8△減、近見眼位18△となり6△減。「疲れもだいぶ改善している」とのことでした。引き続きビジョントレーニング(目の内寄せ訓練)をお願いしました。


事例3メガネが合わず眼精疲労で長年お困りの昭和34年生横浜在住の男性(北○さん)

事例3の内容
[主訴]
境目のない遠近両用メガネを使用していたところ夕方から夜間にかけ遠方の見え方が悪く車の運転等に不安があったので、購入した店で度数を強くしてもらったところ今度は眼の奥がジンジン痛むようになった。
眼科を訪れたところメガネが合っていないため眼精疲労を起こしていると診断された。しかし、そこの眼科の見解、処方箋に疑問を持ったので、アイケアシステムでの再検査を依頼され来店した。
持参メガネ1、加入度数左右とも1.00の遠近両用累進メガネ 
R=s-5.50 
L=s -5.25
持参メガネ2、加入度-1.00 のパソコンメガネ 
R=s-4.50 
L=s-4.25
3,眼鏡処方箋の度数=加入度1.25の遠近両用を指定
R=s-5.25 
L=s-4.50C-0.50Ax70°
[検査内容]
片眼遮蔽屈折検査
Vd=(1.2×-5.50)
Vs=(1.2×-4.75c-0.50Ax70)
遠見眼位
偏光視表による十字
1.5△(プリズム)内斜位
マドックス
15△(プリズム)内斜位
上下分離法
1.5△(プリズム)外斜位
近見眼位
マドックス
15△(プリズム)内斜位
単眼調節ラグ 右 1.25(正常範囲)
単眼調節ラグ 左 1.25(正常範囲)
[検査結果の考察]
「目の奥がジンジン痛い」原因は斜位の可能性が高いと思われたが、その量が検査方法によりかなり異なるので脳の異常がないかどうか脳外科での受診を勧め た。また、次回の両眼視機能検査がスムーズに行えるようできれば調節麻痺剤の点眼は中止していただきたいとお話しする。(眼鏡処方箋を出した眼科医の指導 により就寝中に調節麻痺剤を点眼していた。調節系は正常範囲な事もあり相談の上出来れば中止していただきたいと話す)
【主訴】
10日後来店
脳の方は問題なく調節麻痺剤の点眼も中止できたので再度検査を受けたい。
[再検査内容]
片眼遮蔽屈折検査
Vd=(1.2×-5.50)
Vs=(1.2×-4.75c-0.50Ax70)
遠見眼位
偏光視表による十字 正常
マドックス     12△
内斜位
上下分離法  11△内斜位
遠見相対輻輳 (虚性)Break 4△ Recovery8△ (実性) 測定不能=over
近見眼位
マドックス(加入+1.00にて) 3~6△内斜位
上下分法      9△内斜位
単眼調節ラグ 右 1.25
単眼調節ラグ 左 1.25
近見相対輻輳 (虚性)Break 16△ Recovery4△ (実性) 測定不能=over
【対策・対処内容】
プリズムはシアードと回復点から全量4.0△Base に決める。両眼開放屈折検査と両眼バランステスト及び装用テストを経て以下の度数に決めた。
常用眼鏡は遠近両用にしなくとも近くは見えるとのこで単焦点レンズにした。
【処方度数】
1,常用眼鏡単焦点プリズム付き
右=s-5.50          2.0△Base 外方
左=s-4.75 c-0.50 Ax70    2.0△Base 外方    pd R=34 L=32
2,パソコン用近々累進プリズム付き
右=s-4.50           加入-1.00        2.0△Base 外方
左=s-3.75 c-0.50 Ax70     加入-1.00        2.0△Base 外方
[考察]
後日大変快適にお使いとのメールを頂く。北○さんの眼精疲労の原因は屈折異常や調節不良を適正な度数のメガネで対応していないというものではなく内斜位が 大きなウエートを占めている事が結果的に判明した。視機能検査の両眼視機能検査を行っていない施設では、ほとんど見落としてしまう眼精疲労の事例でした。


事例4「上下斜位と外斜位で深視力の出にくかったお客さまM・Aさん(昭和33年生まれ/男性)」

事例4の内容
[主訴]
免許更新時に行った深視力検査で引っかかりそうになったがどうにか通った。不安なので深視力メガネで解決できるなら深視力メガネが欲しいとおっしゃりご来店された。
持参メガネ1、
常用眼鏡
R=-4.00C-1.50AX160°
L=-4.00
検査結果・・・このメガネでは両眼視が出来ていない事が解った。当然、立体視も出来ていなかった。
持参メガネ2,
パソコン用として使われているメガネ
R=-3.25C-1.50AX160°
L=-3.25
[検査内容]
●オ-トレフ値
右=S-4.50C-2.00AX163°
左=S-4.50C-0.25AX148°
PD67
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
VD=(1.2 ×-4.50C-2.00AX 165°)
VS=(1.2 ×-4.00C-0.25AX 150°)
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査
●コの字テスト         1.5△左眼上斜位
●十字テスト          7△外斜位
●プリズム分離法による遠見眼位(垂直)と融像幅の検査
遠見眼位(垂直)       左眼3△DOWN 
融像幅 (垂直)
左眼4.5△BASE DOWN~0.5△BASE DOWN
●プリズム分離法による遠見眼位 (水平)と融像幅の検査
遠見眼位 (水平)      8△外斜位
融像幅(1.5△左眼base down装用して) break 17△base in~6△base out
●シア-ドの式より必要△量は     (8×2-6)/3=3.3△と算出される
単眼調節ラグ  (R =+1.50 D) (L=+1.25 D)
近見眼位(垂直) 右眼2△下方
近見眼位 (水平) 28△外斜位
●AC/A比 Heterophoria  1.4(低AC/A比と評価)
【対策・対処内容】
テスト装用で偏光視表40秒をパスし、さらに深視力訓練器による誤差も2cm以下で深視力検査にもパス出来そうな精度だったので以下の度数でプリズム付き近視メガネを作ることとなりました。
R=-4.25C-1.75AX 170°   0.75△up  2.0△in ( 視力 1.0)
L=-4.00          0.75△down 2.0△in (視力 1.0 )(両眼視力1.2)
瞳孔間距離67mm
[その後の状態と考察]
完成したメガネをお渡ししてから2週間後、今度はパソコン用のメガネを希望され来店。状況をお伺いしたところ「調子よく使用してる、奥行き感が増し運転も 楽になった。」との喜びのお言葉をいただきました。この症例も視機能検査の両眼視検査を受けなければ斜位が原因で精密な奥行き感覚を阻害している事が解り得ない症例でした。


事例5近視の過矯正で深視力が出にくかったお客さま。昭和40年生まれ男性N・Mさん

事例5の内容
「両眼の調節バランスを整えたメガネで深視力合格」
【主訴】
Nさんは、大型免許更新のため警察署で深視力検査を受けたがパス出来ず、その1週間後再度挑戦したが、またもやパス出来なかった。署ではそれぞれ5回ほど 深視力検査にチャレンジしたが、中央の棒の位置が全く解らなかった。Nさんは更新最終期限が近づいており、今回更新出来ないと大型自動車のドライバーとし ての職を失うのでなんとかしたいと考えてご来店された。
持参メガネ1、常用眼鏡
(以前大手チェーン店にて購入)
R=-0.50C-2.50AX 50° (視力0.8)
L=-0.50C-1.25AX140° (視力0.9)( 両眼視力1.0)
メガネでの視力は少し落ちていたが、大型免許更新に必要な視力は保持している事が解った。
[検査内容]
●オ-トレフ値
右=S 0.00C-2.75AX 50°
左=S-0.50C-1.25AX138°
PD66
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
VD=(1.2 ×+0.50C-3.00AX 50°)
VS=(1.2 ×-0.25C-1.25AX 135°)
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査
●コの字テスト   正位(上下斜位なし)
●十字テスト    4△外斜位
●プリズム分離法よる遠見眼位 (水平)と融像幅の検査
遠見眼位 (水平) 5△外斜位
融像幅 break 12△base in~5△base out
●シア-ドの式より必要△量は
(5×2-5)/3=1.6△base inと算出される
単眼調節ラグ  (R =+0.00 D) (L=+0.25 D)
●両眼開放屈折検査
VD=(1.2 ×+0.75c-2.75AX 50°)
VS=(1.2 × 0.00c-1.5AX 135°)
【対策・対処内容】
●処方度数
R=+0.50c-2.75 AX50°
L= 0.00c-1.5AX 135° PD65.5
上記度数にて偏光視表40秒をパス。深視力訓練器による誤差もほとんど2cm以下だった。間違いなく次回はパスするだろうと思われたが、万全を期すため輻輳訓練を指導した。
[その後の状態と考察]
2005年10月15日にお渡ししたメガネで、本日(10月16日)警察署に行ってもらいました。その日の午後2時頃、Nさんより当方に電話が入り「以前 は5回やってもだめだったのに、今回は1回でパスしました。やはりメガネが合わなかったんですね。」と喜びの電話をいただきました。
根本的にN・Mさんの目は4△~5△の外斜位はあるものの、ほぼ両眼視に問題はありませんでした。深視力試験にパス出来なかったのは、現在使用している眼鏡が、
右約1.00Dの近視の過矯正
左約0.50Dの近視の過矯正
だったことが原因と思われます。また、左右の過矯正の度数差がさらに調節バランスを阻害し、両眼視機能の中で最も高次元の立体視(深視力)が阻害されたものと思われます。


事例6プリズム処方に問題があり深視力の出にくかった昭和44年生まれ男性T・Mさん

事例6の内容
「他店処方プリズム度数を変更し深視力に合格」
【主訴】
T・Mさんは、2005年夏に大型免許取得に必要な深視力検査に受かりたい一心で地元神奈川県から遠路他県まで出かけ、眼鏡を新調。その眼鏡で深視力検査 を受けたがパス出来ず、別室にて再検査を受けやっとパス。今後牽引免許取得の予定もあり不安なので、調べて必要なら新たに眼鏡を作りたいとのことでご来店 された。
持参メガネ1(2005年夏、他県の眼鏡店にて)
R=-2.50     3.0プリズム 基底 内方(視力1.0)
L= 0.00     3.0プリズム 基底 内方(視力1.0)( 両眼視力1.0)
大型免許更新に必要な視力は保持している事がわかった。
この眼鏡を作った店には当時深視力計の設置がなく、それによる検査はなされていなかったので、当方にて上記の眼鏡にて深視力訓練器(眼鏡視力研究所製作)を用いた検査をした。
持参メガネでの深視力検査結果
深視力計での検査結果-1

トライアル 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
誤差 手前3cm 奥3cm 奥1cm 手前2cm

結果は上記のごとくバラバラであった(本人も前後関係が把握できず困惑したそうだ)。
このままでは不安なので精密検査をしてちゃんとしたメガネが欲しいと言われる。
[検査内容]
●オ-トレフ値
右=S-2.25
左=S-0.25 PD67
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
Vd=(1.2 ×-2.25C-0.25AX 75°)
Vs=(1.2 ×nc )
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査コの字テスト 正位(上下斜位なし)(不等像視なし)
● 十字テスト    6△外斜位
●プリズム分離法よる遠見眼位 (水平)と融像幅の検査 遠見眼位 (水平) 4△外斜
融像幅 break 10△base in~19△base out
● シェア-ドの式によれば、必要プリズム量は斜位の2倍以上の融像余力があるかどうかがポイントとなるが、19△と余裕をもって充(み)たしているので、プリズムは不要と判断される。
●パーシバルの式では、L≦2Sを充たしているので、こちらで見ても、プリズムは不要と判断される。
●単眼調節ラグ  (R =+1.00 D) (L=+0.75 D) Nolmal
●調節力検査  R=4.1 D L=4.0 D
このくらいの年齢の人の最小必要量は6.0D位なので、調節力は弱い方だ。
(最近まで眼鏡を使用しないで近業をしていた。つまり調節力をあまり必要としない右眼で見ていたためと思われる)
●近見眼位 (水平) 7△外斜位
融像幅 break 27△base in~27△base out
●シェアードの式、パーシバルの式、どちらで判断しても、近見でのプリズムは不要と判断される。
●AC/A比は 5.5と正常
●両眼開放屈折検査
VD=(1.2 ×-2.25C-0.25AX 90)
VS=(1.2 × 0.00 )        Bv=(1.2)
【対策・対処内容】
処方度数
R=(1.2 ×-2.25C-0.25AX 90)
L=(1.2 × 0.00 )  PD65.5
上記度数にて偏光視標の立体視60秒をパス。そして、プリズムなしで、下記のように正常な立体視を得た。
当店処方による深視力検査結果

トライアル 1回目 2回目 3回目 4回目
誤差 奥0.5cm 0 0

[その後の状態と考察]
T・Mさんは、外斜位ではあるものの、それを克服する余力が充分ありました。そのため、この方の場合プリズム矯正は必要ありませんでした。むしろ、プリズ ムは入れない方がよかったのです。しかし、他県の眼鏡店では融像余力の検査をしないまま(T・Mさん曰く)プリズムを入れたため(ドイツ式では融像除去眼 位の値をそのまま眼鏡に入れる方法が普通なようなので、一概に間違いではないのですが)そのメガネでは調節と輻輳のバランスが崩れ、両眼視機能の中で最も 高次元の立体視(深視力)が阻害されたものと思われます。また基本的に最高視力を出す場合や、両眼の調節バランスを取る場合は、最小値の0.25Dの乱視 といえども無視できない存在となります(オートレフで乱視が検出されなくとも、自覚的屈折検査で倒乱視が検出されることは臨床上良くあることです)。


事例7 深視力訓練だけで深視力試験に合格した昭和38年生まれ男性S・Kさん

事例7の内容
メガネなしで深視力検査に合格したお客さま。
【主訴】
S・Kさんは運転免許試験場で2種免許取得のため深視力検査を2度受けたが、合格しなかった。悩んだ末ネットで当店を探しあて来店された。
[検査内容]
●オ-トレフ値
右S +0.25C-0.75AX 122°
左S -0.50C-0.25AX 1°
PD60
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
VD=1.2(1.2 ×+1.00C-0.25AX 135°)
VS=1.2(1.2 ×+0.75)
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査
●コの字テスト   0.5△右眼 上斜位
●十字テスト    3△外斜位
●プリズム分離法よる遠見眼位 (水平)と融像幅の検査
遠見眼位 (水平) 4△外斜位
融像幅 break 10△base in~9△base out
●パーシバルの式及びシア-ドの式よりプリズムは不要
近見眼位 (水平) 11△外斜位
融像幅 break 28△base in~-3△base out
●パーシバルの式より近見での必要プリズム量は11プリズム
●シア-ドの式より近見での必要プリズム量は5プリズム
●AC/A比は 3.8と少し弱い
単眼調節ラグ  (R =+1.00 D) (L=+0.50 D)
●両眼開放屈折検査
VD=(1.2 ×+1.00c-0.25AX 50°)
VS=(1.2 ×+1.25)
【対策・対処内容】
普通は無視出来ない程の近見での外斜位があったが、デスクワークはほとんどしないとの事と深視力の検査をパスする事が最大の目的であったため遠見のみにしぼって検討してみた。
遠見では、
遠視が右+1.00c-0.25AX 50°
遠視が左+1.25
あり本来は遠視の眼鏡処方と行きたい所だが、たまたま
1.裸眼視力が左右とも1,2あった
2.遠視の度数が+1.00近辺であり外斜位が4△であった。
3.AC/A比が3.8であった。
1.~3.の条件よりS・Kさんの場合はメガネなしで深視力検査を受けた方が良いという結果が出た。しかしそれだけでは当然不十分なので眼球運動と当店設置の深視力計での訓練を指導した。
[その後の状態と考察]
約1ヶ月の自宅訓練と2回の当店設置の深視力訓練機での練習を終えみごと試験場での深視力検査にパスした。両眼視機能検査より矯正眼鏡をしない方が良い場合もあるという事例でした。


事例8弱めのメガネで深視力試験に合格した昭和42年生まれ男性T・Hさん

事例8の内容
弱めの近視メガネで深視力検査に合格したお客さま。
【主訴】
T・Hさん大型免許取得のため教習所へ通っているが、そこでの深視力検査(三桿法)にバラツキがあり本試験での検査がとても不安でどうにかしたいと考えるようになり悩んだ末ネットで当店を探しあて来店されました。
[検査内容]
●オ-トレフ値
右S -3.00C-0.25AX 166°
左S -3.50C-0.75AX 178°
PD62
●片眼遮蔽屈折検査(完全矯正値)
VD=0.1(1.2 ×-2.75)
VS=0.2(1.2 ×-2.00c-0.50Ax180)
視力は問題なし。
●ポラテスト(偏光視表)による眼位検査
コの字テスト   上斜位なし
十字テスト    1.5△外斜位 
★眼位は問題な
●プリズム分離法よる
●遠見眼位 (水平)と融像幅の検査
遠見眼位 (水平) 0△
融像幅 break 10△base in~18△base out
●近見眼位 (水平) 2△外斜位
融像幅 break 20△base in~12△base out
★融像幅は問題なし
★AC/A比も 4.8で正常範囲
{相対調節幅}
●虚勢相対調節幅=+1.25D
実勢相対調節幅=-2.00D
●単眼調節ラグ  (R =+0.75 D) (L=+0.25 D)
相対調節幅は正常範囲 単眼調節ラグで左眼が緊張気味
測定された度数を装用し当店設置の深視力検査で検査したところ何度やってもバラバラで全くダメでした。
そこで、眼球運動の検査を行うこととしました。
●眼球運動検査
眼球運動の検査の一つであるブロックストリングで眼球運動テストをしたところ、眼前2.5メートル付近での視線合わせが困難であった。そしてその付近から1メートルくらいまでを見ている時眼球がわずかに震えているのが読み取れました。
【対策・対処内容】
眼前5メートルでの両眼視及び立体視(偏光板による静的立体視テスト)には全く問題ないが深視力試験が行われる2.5メートル付近から1メートル付近までの間で問題が生じる特殊な方でした。つまりその間で調節と輻輳のバランスが悪くなっていました。
言い換えれば、調節が殆ど必要のない遠くの距離や強い調節が必要な近くを見る距離では問題なく中間を見るときに必要なわずかな調節力をコントロール出来ない方とわかりました。
そこで、完全矯正値より0.5デオプター弱めを装用し再度当店設置の深視力検査をしたところ中央の棒の動きが飛躍的に解るようになり、ほとんど2cm以内に収まるようになりました。
[その後の状態と考察]
T・Hさんの場合は近視の弱めのメガネで深視力検査を受けてもらうことにしました。ただ、それだけでは心配なのでブロックストリングによる眼球運動訓練も 行っていただきみごと試験場での深視力検査にパスしました。両眼視機能検査より完全矯正値よりかなり弱めの度数で深視力試験をパスした事例でした。


事例9不同視からくる眼精疲労が両眼視メガネで改善した埼玉県在住 男性31歳T・Hさん

事例9の内容
「眼精疲労でレーシック手術まで考えた男性」
【主訴】
右目が遠視で左目が近視なのですが、今より疲れを緩和できるメガネはできますか?
最近、裸眼では2~3時間で疲れてしまうためパソコン作業に支障が出ている。
はじめは眼科での診察後、眼鏡を2種類作ってみたが、かけると非常に疲れを感じた。その後、「不同視なので眼鏡での矯正は難しい」と医師に言われたため、 異物感の少ないソフトコンタクトレンズの使用を検討したが、乱視が強く、完全に対応できるものがないことから断念し、ハードコンタクトレンズを作った。し かしやはり異物感が強く、長時間の装用は難しかった。
自分の視力について悩んだ期間が15年を超えていることもあり、根本的解決のためレーシック専門の眼科に計4件診てもらったが、保証は出来かねると言われ た。再び「眼鏡の矯正は本当に無理なのか?」と考えるようになり、だめもとでk市内のごく一般的なメガネ店で10年以上ぶりに作った眼鏡(3本目)が、や はり合わず、使用を断念。それから、装用感が比較的良いと思われる完全オーダーメードのハードレンズ(sコンタクト)を試した(無料)のだが、以前使って いたZ(Mコンタクト)の方がまだ装用感が良かった感じがして、結局これも使用を断念せざるを得なかった。
考えあぐねた末、眼鏡技術のありそうなメガネ屋を探してアイケアシステムにたどり着いた。
持参メガネ
1,常用メガネ
R:+2.00c-1.00Ax180°
L: 0.00 ocd=32(右)
[検査内容]
●片眼遮蔽屈折検査
vd=1.2(1.2×+3.00c-2.25Ax5°)
vs=0.6(1.2×-0.50c-0.50Ax180°)
●不等像視テスト 
多少右眼で見てる方が大きい程度。
●遠見水平斜位と融像幅
外斜位4プリズム、break:7△base_in~6△base_out
●調節力
右眼 7.7D
左眼 7.7D
●近見水平斜位と融像幅
外斜位17プリズム、break:22△base_in~8△base_out
●虚性相対調節力+1.25
●実性相対調節力-0.75
●両眼解放屈折検査
vd=(1.2×+3.00c-2.25Ax180°)
vs=(1.2×-0.50c-0.50Ax180°)
【対策・対処内容】
●装用テストを経て以下の度数に決定。
R:+3.00c-2.25Ax180°
L: -0.50c-0.50Ax180°
【フレーム選定】
T・Hさんは、収差や空間視の違和感のことを良くご理解下さり、私どもの勧める小ぶりなフレームに決まりました。
[その後の状態と考察]
近視の低矯正、遠視の過矯正が良いなどと成書で見うけられますが、不同視の場合は調節バランスも関与してきますので、不等像視がなければ完全矯正値に沿った眼鏡処方が望ましい場合があるという症例でした。


事例10事例10累進レンズから二重焦点スラブオフレンズに変更し快適視生活を送る横浜市在住 男性48歳T・Iさん

事例10の内容
他店購入の遠近両用累進メガネが使用できなかった男性
【主訴】
1年半ほど前よりテレビの映像が二重に見えるのに気がついた。時々二重に見えるので、歩くのも辛く眼科・脳外科と受診したが、治療を要する疾患はないと診断された。
テレビで遠近両用を宣伝している大手眼鏡店で検査を受け遠近両用累進メガネを購入したが、そのメガネではスッキリ見えないので何度かレンズを交換しても らった。使ってみると以前とあまり変わらずスッキリしない。それで、パソコン用の近近メガネも作ったが新聞は読めてもパソコンはだめだった。
ご相談に乗って戴きたいとおっしゃり来店なされた。
T・Iさんは全部で6本のメガネを持ってきた(全部度数測定をしましたが、ここでは割愛させていただきます。)
最近作った遠近両用メガネ左右とも加入度+1.25
vd=(1.2×KB) R:-4.25c-0.75Ax160°
vs=(0.9×KB) L: -8.00c-0.75Ax 30° 2プリズム上方
[検査内容]
●片眼遮蔽屈折検査
vd=(1.0×-4.00c-0.25Ax135°)
vs=(1.0×-7.75c-1.00Ax 25°)
●不等像視テスト :左右の大きさに差異はなし(不等像視はなし)。
●遠見水平眼位と融像幅:
orthophoria、
break point10△base_in~26△base_out
検査の為の仮度数
R=-4.00c-0.25Ax135°
L=-7.75c-1.00Ax 25° 2プリズム基底上
方
遠見垂直眼位と融像幅:右眼上斜位2プリズム検出
左眼にてbreak point:4△base_down~1△base_up
●単眼調節ラグ
R=+1.00
L=+1.00
●近見水平眼位:orthophoria
●近見上下斜位は、検査の為の仮度数に加入度1.00Dを加えてリーデングチャートのワース4光灯にてズレはなかった。
●両眼解放屈折検査
左眼に2プリズム基底上方を装用して
vd=(1.0×-4.25 )
vs=(1.0×-7.25c-1.00Ax 35°)2プリズム基底上方
【対策・対処内容】
処方はプリズム付きスラブオフバイフォーカルレンズで下記のとおりとした。
右R=(1.0×-4.25 )               加入度1.00D
左L=(1.0×-7.25c-1.00Ax 35°)2プリズム上方  加入度1.00D とする
計算してみると、レンズを累進帯長の短い11mmを使用したとしても近見で3.5プリズムの光学的上下斜位が生じる事がわかった。これでは快適な両眼視は無理と判断しスラブオフ加工のされたバイフォーカルレンズで対処することとした。
今般、ガラスのバイフォーカルを作っているメーカーも少なく、ましてスラブオフ加工などはさらに探すのが厳しかったが、勉強仲間の方にも探していただきやっとHOYAメガネで特注の特注で作製してもらえる事になった。
[その後の状態と考察]
お渡し後2週間ほど経ってから電話で状況をお伺いしたところ。今度のメガネでは頑張って見なくてもちゃんと見えるし、違和感も無く快適との事だった。大手 眼鏡店で最後に作った遠近両用累進メガネの度数は2~3段ほど過矯正であったが、プリズム量や加入度は問題なかった。うまくいかなかったのは、不同視眼と 累進レンズの相性の悪さを認識していなかったか、失念していた点にあると思われる。


事例11 不同視の遠近両用メガネの事例

事例11の内容
[主訴]
平成13年8月当店にて作製したメガネが古くなったのと、遠くが少し見にくくなったので新調したいと言って来店された。他店で購入したが使えなかったとい うメガネを3本持ってきて、その中のフレームを使って免許更新用のメガネも欲しいとのことでした。
念のため度数を調べてみました。
1本目のメガネ
R= -2.50 
L= -6.00
2本目のメガネ
R= -4.00 
L= -6.00C-0.50AX90
3本目のメガネ
R= -4.75 
L= -8.50
であった。
現在使用眼鏡(平成13年8月当店作製)は
右眼はサミットプロ1.6 累進帯長14mm(eyepoint水平ライン4mm_up)で加入度右2.50
左眼は非球面単焦点1.6(芯取り水平ライン)
右R= -3.25C-0.50AX90 加入度右2.50
左L= -5.25
であり当時の検査記録の詳細がなかったので、改めて最良な度数及び芯取り位置を検討する事にした。
[検査内容]
●片眼遮蔽屈折検査
vd=(1.0×-3.25c-1.25ax100)
vs=(0.7×-8.00c-1.25ax 75)
●近見片眼遮蔽屈折検査
「半田屋商店発行 ひらかな万国式近点検査表 医学博士 中村 康 撰」を眼前30cmに持っていただき最高視力を得る最も、マイナス寄りの度数を求めた。
nvd=(1.0×-0.75c-1.25ax100)
nvs=(0.5×-5.50c-1.25ax 75)
●遠見十字テスト:4△~5△外斜位
●遠方上下分離法:2△外斜位
●近方上下分離法:5△外斜位
●不等像視:コの字テスト左眼で見た方が線1/2本分約3.5%小さい
●融像幅:分離9△BASE-IN~14△BASEOUT(少し狭い回復6△BASE-IN~ 2△BASE-OUT(狭い)
【対策・対処内容】

  • 外斜位があり且つ融像幅が狭いもののプリズム処方の対象にはならないと判断した。
  • 左右差が4.75D程あるが不等像視は3.5パーセントくらいなのでその 事によるメガネの掛けにくさはあまり心配ないように思えた。
  • 近方視したときに生じる上下プリズムから両眼視が困難になる可能性があるので、左右のプリ ズム差が少なくなるのはどれか以下の3パターンで考えてみた。

1. 完全矯正度にて両眼遠近累進で作製したとき
R= -3.25c-1.25ax100    add2.50
L= -8.00c-1.25ax 75    add2.50

2. 左の遠用度数を1.00D加入度も1.00D落とし両眼遠近累進で作製したとき
R= -3.25c-1.25ax100    add2.50
L= -7.00c-1.25ax 75    add1.50

3. 左の遠用度数を2.00D加入度も2.00D落とし両眼遠近累進で作製したとき
R= -3.25c-1.25ax100    add2.50
L= -6.00c-1.25ax75    add0.50

近用部分の上下プリズム量の求め方は、HOYAテクニカルサポ-トより垂直方向の遠用度数と近用度数の中間値を使い Prentice(プレンティス)の公式で近似値を求める方法があると聞き、それで計算する事とした。累進レンズは、上下プリズム量の左右差が少なくなる 累進帯長が短い11mmを採用することとした。
右の垂直方向の遠用度数:(3.25+1.25SIN二乗(100-90))
右の垂直方向の近用度数:(0.75+1.25SIN二乗(100-90))となり、その差をとるため乱視部分は消去されるので考慮しなくてよいようだ。
1の場合( F:遠方 N:近方)
右:F= -3.25D N= -0.75D 中間度数= -2.00
Nプリズム量=(2.00×11)/10=2.20
左:F= -8.00D N= -5.50D 中間度数= -6.75 
Nプリズム量=(6.75×11)/10=7.43近用部分の左右差が約5.23△

2の場合
右:F= -3.25D N= -0.75D 中間度数= -2.00
Nプリズム量=(2.00×11)/10=2.20
左:F= -7.00D N= -5.50D 中間度数= -6.25
Nプリズム量=(6.25×11)/10=6.88近用部分の左右差が約4.68△

3の場合
右:F= -3.25D N= -0.75D 中間度数= -2.00
Nプリズム量=(2.00×11)/10=2.20
左:F= -6.00D N= -5.50D 中間度数= -5.75
Nプリズム量=(5.75×11)/10=6.33近用部分の左右差が約3.75△

どれも近方視の時の上下プリズム差が結構あるため、遠方も近方も上手く行くのは難しそうなので、他の方法として右レンズは加入度 2.50の遠近両用を使用(遠方、近方とも働くように)。左レンズは単焦点を使用(近方の方がより働くように)した場合を以下の度数で考えてみた。

R= -3.25c-1.25ax100  add2.50
L= -5.50c-1.25ax75

その前に累進レンズ(-3.25c-1.25ax100 add2.50)の薄型加工に用いられるアレジェ加工(プリズムシニング)を施してあるのとそうでないものの比較検討をしてみた。(HOYA製のプリズム シニングは遠用度数が+でも-でもBASED DOWNが入るとのこと)
1. アレジェ加工をしている場合の近用部の上下プリズム量
アレジェ加工の場合は、加入度の約半分の1.25プリズムのベースダウンが幾何学中心に生じる。プリズムゼロ地点はプレテンスの公式より 1.25= (2.00×m)/10これを計算すると幾何学中心の上方6.25mmとなる。累進帯長11mmなので近用部でのプリズム量=2.00×(2.25+11)/10=2.65△BASE-DOWNとなる。
2. アレジェ加工をしてない場合の近用部の上下プリズム量
eyepointにてゼロプリズムなので、下方11mmに於けるプリズム量は2.00×11.00/10=2.2△BASE- DOWN
1.と2.を比較してみると0.45△だけ1の方のBASE DOWNが強いことがわかった。それで左右のプリズム差を少なくするためには、1のアレジェ加工をしている方が良いと判断した。

左右の上下プリズムの差をprog_g
(縦軸をプリズムジオプトリー(Y)
横軸を光軸からの距離(X)としたグラフを作成し検討してみた。
プレンティスの公式 △=D×M/10よりレンズの度数Dが一定ならプリズム量(△)と光軸からの距離(M)は関数となり式△=Dx/10+bで表せる。
R= -3.25c-1.25ax100  add2.50のアレジェ加工付き累進レンズ(垂直方向D=2.00)
傾きは2/10で点(0,-1.25)(6.25,0)を通る。f(x)=2X/10-1.25(-7≦x≦6.25)の式1で表される。
L= -5.50c-1.25ax75の単焦点レンズ(垂直方向D=5.58)傾きは5.58/10でY軸上の交点bは0となるf(x)=5.58X/10の2式で表される。

グラフより
(遠方視を最重視した場合)
累進レンズのeyepointにて上下プリズム差をなくすには単焦点レンズも同地点で 0.45△BASE-DOWNが生じる方法を選べばよいとわかる。2式を平行移動して(4,-0.45)を通る線を引く(2-1)※その時近用部でプリズ ムの差が3.938(3.938=6.588-2.65)となる。
(近方視を最重視した場合)
累進レンズの近用部分で上下プリズム差をなくすには、単焦点 レンズも同地点で2.65△BASE-DOWNが生じる方法を選べばよいとわかる。2式を平行移動して(-7,-2.65)を通る線を引く(2-1)。※ その時遠用eyepoint4mmにてプリズム差が3.938となる。近方での比較的良好な両眼視を念頭に置いているので、近用部での上下プリズム差を少 なくする事にし比率を1:2とした。
つまり(近用部:eyepoint)=(1.313:2.626)とした。図より水平ライン上で -0.056△(0.56BASE-DOWN)(0.56=2.682-2.626)が生じるような方法を選ぶと良いと解る。偏心対応では0.1mmだけ 水平ラインより上に芯取りをすると良いのがわかる。
今回の処方と芯取りは、
R=-3.25c-1.00ax100  add2.50 (1.67累進帯長11mm)
L=-5.50c-1.00ax75         (1.70非球面単焦点)
右eyepointを水平ラインの上4mmとし、左の芯取りは水平ラインの上0.1mmとした。左非球面レンズでもさほど問題ないと判断。(光軸をずらしプリズム効果を出す事)

[その後の状態と考察]
先日お渡ししたところ、近くも遠くも楽に見えるとのことで反応は良かった。前回のメガネの調子がよかったのは裏付けられたたが、その当時累進帯長11mm のレンズまでは頭が回らなかったところは反省すべき点でした。以上、不同視=不等像視とは限らない方の遠近両用メガネ作製の事例でした。

Top